土曜日

耳にイヤフォンを差し込み、
音を流し込む。
硬くて愛想の無いフローリングの床に寝転んで、
白い天井を眺めながら。
窓は半分開いていて、
冬の名残の風を部屋に誘い込む。

音と音の間に
僕の感情が挟まって
すり潰されていく。
このまま
感情は消えて無くなって
音の塊となればいいのに
と思う。

音の塊
音の塊
音の塊

何が見える。
何も見えない。