2011-03-02

こころが固い

こころが固い。
向こうから来るモノを拒み
踏み潰す。
ふつふつと
怒りがわいてくる。
叫びたい衝動に駆られる。
暴れたい衝動に駆られる。
何かを壊してしまいたい。
硬直したこころを投げつけて
割ってしまいたい。
傷つけて
傷つけられたい。
何もかもが憎くなって
次の瞬間
どうでもよくなる。
どうしよう。
どうしよう。
さっきまで柔らかくて温かったのに
今は固くて冷たい。
死体みたい。
そう、母の死体は冷たかかった。
たまに思う。
一緒に連れてってくれればよかったのに、
と。
固いままでは生き辛いんだ。

2011-02-26

土曜日

耳にイヤフォンを差し込み、
音を流し込む。
硬くて愛想の無いフローリングの床に寝転んで、
白い天井を眺めながら。
窓は半分開いていて、
冬の名残の風を部屋に誘い込む。

音と音の間に
僕の感情が挟まって
すり潰されていく。
このまま
感情は消えて無くなって
音の塊となればいいのに
と思う。

音の塊
音の塊
音の塊

何が見える。
何も見えない。

2011-02-21

舞踏と音楽

先日、舞踏と音楽による即興パフォーマンスを
観てきた。
舞踏手はたぐり寄せるように
手に音を絡ませ
それに引っ張られ熱気を帯びる
即興演奏。
狭い空間だったが、
四方の壁が取っ払われたような
広い空間を感じた。
舞踏手の動作が緩やかになると
それはモニュメントのようにも見え、
何かを開き
空に放つ
というイメージ
メッセージ
が
降りた。

僕は5月にイベントを企画している。
舞踏と音楽による即興パフォーマンスだ。
身体による表現
と
音楽による表現
が
どのように相互作用するのか
やってみるまではわからないが
その流れであり
過程
痕跡
を表したいと思う。

2011-02-16

雑記 1

音楽を自分で作るようになってから
人が作る作品の仕掛けがよくわかるようになってきた。
僕は最初
それがとても嫌だった。
仕掛けがわかってしまうことによって
今まで聴いていたものに
少しだけ
失望感を持ってしまったからだ。
それに、
新しく作品に接しても
タネを明かそうと聴いてしまうようになってしまった。
いつのまにか
フィーリングの部分が欠けてしまっていた。
悩んだ。
良いモノってどんなだったろうって。
だからイヤフォンで好きな曲を爆音で何回も何回も聴いた。
もちろん仕掛けはわかってしまったし、
音の細かいニュアンスまでも躍起になって聴いた。
良いモノって、、
仕掛けがわかってタネが明かされたとしても、
良いモノは良かった。
音の一粒一粒が生きていて主張していた。
失望なんてしなかった。
僕も良いモノが作りたい。
音の一つ一つに意味があり魂があるモノを作らなければ。
一つ一つを愛しいと思えるように。
思ってもらえるように。
なんだからまとまりの無い日記になってしまいました。

本日のBGM

ametsub / solltude

http://www.youtube.com/watch?v=oh2cG7ZGOVc&feature=youtube_gdata_player

2011-02-14

音を

常々、
良いモノ
を作りたいと考えている。
良いモノとは？
それは精巧で大胆で生々しくてこだわりがあって、、
隅々まで計算し尽くされたモノ。
心に
耳に
残るモノ。

最近の音楽は
メジャーだろうが
インディだろうが
似たようなものばかりだ。
特にDTMは
パソコンでちゃちゃっと作れるからかしらんが、
その人の音
って音楽があまりない。
なんかもう方程式がかっちりあって
そこにただはめ込んでるだけの音楽。
皆同じソフト使って同じやり方で打ち込んで、
そんなんじゃ平均的で誰が作ってもいいようなモノしか作れないのではないか、
という気がする。
偉そうに書くけどさ。
だって
そういうのって
長く聴けないんだよ。